アダルトチルドレンとは

アダルトチルドレンとは

今回はアダルトチルドレンについてお話ししたいと思います。

アダルトチルドレンという言葉を知っていますか?

アダルトチルドレンとは子供の頃に育った家庭環境とか躾られ方によってトラウマを負った成人のことを言います。

これは状態や概念のことで医学的な精神疾患ではないです。

ですがアダルトチルドレンと精神疾患が密な関係があります。

うつ病や接触障害・不安障害依存症で自傷行為・これらの根底にアダルトチルドレンがある場合があります。

アダルトチルドレンの特徴は人間関係や社会生活において生きづらさを感じています。

アダルトチルドレンの人は自覚している人・していない人もいますし、すべての人が生きづらさを感じているわけでもないです。

社会生活に支障がない人だって多くいます。

ただその呪縛から抜け出せずにずっと苦しんでいる方も多くいます。

アダルトチルドレンのトラウマとなる過程を機能不全家族と、目に見えて虐待などがある場合、愛情の足りない家庭、親が過大な期待を一方的に寄せてくる場合、親や家族が不仲ということでもトラウマになることがあります。

このような家庭で過ごすと常に不安や恐怖というものを感じてしまい、リラックスするはずの家の中でもリラックスできず常に恐怖や不安から緊張状態で行動しなければいけないという状況になります。

そのトラウマから抜け出せずに大人になってしまうと常に人の顔を伺うようになったり、自分の意見がうまく人に伝えられなかったりします。

自分を大切にできなかったりして通常の社会生活が自分には行きづらいという風に感じてしまうのです。

周りの人が空気を吸うように人付き合いをしたり世間話をしたりということが自分にはできなくて、自分は普通ではないダメなやつだと思ってしまうんです。

そしてそれがどんどん積もっていくと精神疾患につながっていくこともあります。

家族とは自分が一番無邪気で何の心配もいらないという幼少期を守ってくれる存在です。

そこで安心感や愛情を感じ、自分を認める愛するということが育まれます。

しかしそこで傷ついたり愛情を上手く感じれなかったりすると、人間全体に警戒してしまうようになってしまうんです。

アダルトチルドレンを抜け出すためには自分がアダルトチルドレンだということを認めることが一番重要になります。

そして自分の生きづらさの原因が過去の家族にあったことをしっかりと受け入れます。

しかし過去や親を恨んだとしても何もならないです。

今自分がすべきなのは今の自分をしっかりと受け入れて自分を変えることで自分が幼い頃に学んだ価値観や思考パターンは間違っていると理解して自分の気持ちを表現することは悪いことではない。

全ての人に好かれる必要はない、自分には存在する価値があると自分を尊重して自分を認めて自分を好きになるんです。

そうすることで囚われていた幼い頃の心も解放されて、生きづらさの軽減されるはずです。

私もアダルトチルドレンです。

親や家族を恨むという気持ちはもうないんですが、まだ自分をちゃんと愛さなくて幼い頃の呪縛からまだ抜け出せていません。

少しずつ自分の間違った思考回路を改善して自分を早く認めてあげるようになりたいです。