抗うつ薬によるうつ病の治療法
うつ病の治療「急性期」
うつ病の治療法は「急性期」より「回復期」へ移行し、各期により治療方法が変わってきます。
急性期は抗うつ薬を服用しながら、うつ病の各種の症状を除去する期間です。
担当医からうつ病と診断されたら、最初に1種の抗うつ薬を少量から服用して様子を確認します。
その後1~3週間かけ、体の状態に合わせ抗うつ薬の量を加減したり、種類を変更したりします。
抗うつ薬が適正効いているかを判断するには、4~6週間のチェックが必要です。
急性期から回復期への移行
回復期はうつ病の改善に合わせて、社会復帰に対する元の生活に戻してゆく準備の期間です。
回復期に移り抗うつ薬の効果が感じられると脱力感から解放され、意欲が向上してゆきます。
しかしながら、この時期はちょっとした切っ掛けで自殺への行動をとってしまう場合があり、家族や近親者は充分な注意を必要とします。
うつ病の症状が軽くなってきますと、患者によっては抗うつ薬を減らしてしまったり、投薬を止めてしまう事があります。
また、家族や友人から「抗うつ薬は止めて方が良いんじゃない?」と話があるかも知れません。
こうした勝手な判断はうつ病を再発したり、長期化させたりする胃恐れがありお勧めしません。
そのため症状が多少良くなっても医師の判断を仰ぎに抗うつ薬を続けることが本当に重要になってきます。